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代表 6か月前

サッカーU-22日本代表は要注意!? パリ五輪、強力すぎるライバル5ヶ国。優勝候補は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部

U-21イスラエル代表


【写真:Getty Images】


監督:ガイ・ルゾン

 パリ五輪のダークホース候補と言われているのがイスラエルだ。

 1992年までは現在加入するUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)に属しておらずアジアサッカー連盟やオセアニアサッカー連盟に所属していたこともあってユーロ(欧州選手権)の出場歴がない。ワールドカップ出場も1970年大会のみと、A代表の実績はほとんどないと言っていいだろう。それでも、近年は世代別代表が大躍進を遂げている。

 2019年に行われたU-19欧州選手権では、準決勝で優勝候補のフランスに勝利して準優勝。今夏のU-20ワールドカップでは、こちらも優勝候補であるブラジルを撃破して3位入賞を果たし、今夏のU-21欧州選手権でもベスト4進出を果たした。

 その原動力となっているのが、現在19歳のオスカル・グローフ(ザルツブルク)だ。中盤の選手ながら推進力があり、ファイナルサードでのキック精度が抜群。低弾道のクロスやミドルシュートでゴールを脅かす存在であり、将来的にはマンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネのような選手になるかもしれない。この逸材にはマンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、リバプールが獲得に関心を示していると報道されており、世代屈指のタレントだと言えるだろう。

 またセルティックで古橋亨梧、前田大然と3トップを形成することもあるリエル・アバダもパリ五輪世代の選手の一人だ。2020/21シーズンから2季連続でリーグ戦2桁ゴールを達成するなど、得点力があるウインガーで、彼もグローフとともに世代別代表を牽引してきた存在である。この2人のキーマンを中心に戦うことができれば、直近の国際大会のように、パリ五輪でもサプライズを起こすことができるかもしれない。

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