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海外サッカー 6か月前

大丈夫!? 欧州で大苦戦中の日本人選手5人。なかなかピッチに立てていない男たち

シリーズ:欧州で大苦戦中の日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:鎌田大地(かまだ・だいち)

ラツィオの鎌田大地
【写真:Getty Images】


生年月日:1996年8月5日(27歳)
所属クラブ:ラツィオ(イタリア)
23/24リーグ戦成績:10試合1得点1アシスト

 鎌田大地は2022/23シーズンいっぱいでフランクフルトとの契約が満了した。多くのクラブが関心を示す中、最終的にイタリアのラツィオに加入している。

 スタートは順調だった。新天地が決まったのは8月に入ってからだったが、すぐにマウリツィオ・サッリ監督の信頼をつかみ、開幕からスタメンで出場。第3節ナポリ戦では移籍後初ゴールも記録している。しかし、第5節モンツァ戦で先発を外れると、以降はベンチスタートが続いているところだ。

 鎌田がベンチスタートとなる理由をたびたび問われているサッリ監督は、不動のレギュラーであるルイス・アルベルトとのバランスの問題だと説明している。鎌田のことを「気に入っている」と繰り返しているものの、守備の安定を考えると同時起用は難しいとのことで、守備強度に定評のあるマテオ・ゲンドゥージが優先的にL・アルベルトの相棒を務めている。

 サッリ監督の褒め言葉はメディア向けのものではなく、イタリアメディアの『メッサジェーロ』などによると、ラツィオは鎌田の契約延長に動き出しているようで、信頼は確かに見える。ただ、これ以上ベンチが続くのは鎌田にとって良い状況でないことも明らかで、なるべく早くサッリ監督の求めるバランスを身につけたいところだ。

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