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海外サッカー 6か月前

大丈夫!? 欧州で大苦戦中の日本人選手5人。なかなかピッチに立てていない男たち

シリーズ:欧州で大苦戦中の日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:岩田智輝(いわた・ともき)

セルティックの岩田智輝
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年4月7日(26歳)
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
23/24リーグ戦成績:4試合1得点0アシスト

 多くの日本人選手が活躍するセルティックだが、岩田智輝はまだ本来の輝きを見せられていない。

 2022シーズンのJ1リーグ年間最優秀選手賞を受賞した岩田は、今年1月にセルティックへ移籍した。横浜F・マリノス時代に指導を受けたアンジェ・ポステコグルー監督がチームを率いていることもあって、すぐにコンスタントに起用されるようになり、公式戦18試合に出場。安定感のあるプレーと闘志あふれる姿勢で評価を高めた。

 だが、セルティックは今季からブレンダン・ロジャーズ監督が指揮を執っており、岩田の出場機会は昨季に比べて減っている。ここまでリーグ戦に出場した4回は、いずれも途中出場だった。

 スコットランドメディア『セルティック・スター』は先月、岩田が初ゴールを決めたハーツ戦のあと、「ロジャーズのもとで大きな役割を担うことを示した」と称賛。「彼には何かがある。自信があるようにみえるし、スコットランドの試合に適した体格も、高い技術も備えている」と好意的に評価していたが、いまだに先発起用はない。

 岩田がセルティック加入時に「6番の位置で勝負したい」と話していた守備的MFには、不動のキャプテンであるカラム・マクレガーがいる。センターバックはリアム・スケールズとキャメロン・カーター=ヴィッカーズがファーストチョイス。さらに今年夏の移籍市場でグスタフ・ラガービエルケとマイク・ナヴロツキを獲得しており、選手層は厚い。チーム内の序列を変えるのは簡単ではない様子だ。

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