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久保建英 5か月前

【久保建英・分析コラム】修正で生まれたWG久保への花道。多くゴールへつながったレアル・ソシエダの変化とは?

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第16節、ビジャレアル対レアル・ソシエダが現地時間9日に行われ、0-3でアウェイチームが勝利している。サッカー日本代表MF久保建英はフル出場を果たし1得点1アシストと躍動。直近の試合でなかなか結果を残せていなかった久保は、なぜ多くのゴールに絡むことができたのだろうか。(文:小澤祐作) ※ゲームスタッツはデータサイト『Who Scored』を参照

特別な日に久保建英が躍動

ラ・リーガ第16節、ビジャレアル対レアル・ソシエダでゴールを決めたサッカー日本代表MF久保建英
【写真:Getty Images】

 ミケル・オヤルサバル、アンデル・バレネチェア、ロビン・ル・ノルマンの不在に、ブライス・メンデスの負傷交代…。様々な不安を抱えながらも、レアル・ソシエダは敵地でビジャレアルを3-0と粉砕した。データサイト『Opta』によると、アウェイのリーグ戦においてソシエダが前半だけで3点を奪ったのは、21世紀に入って4度目のことだったという。

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 この試合の前日、12月8日はソシエダにとって特別な日だった。25年前のこの日、ソシエダのサポーターであったアイトール・サバレタ氏が「バスク人だから」という理由だけでアトレティコ・マドリードサポーターに殺害される悲惨な事件があったのだ。クラブは追悼の意を表し、ビジャレアル戦の招集リストに「25 AITOR ZABALETA」と名前を刻んでいる。

 そんなサバレタ氏に捧げる意味でも、特別な勝利を奪ったソシエダ。その立役者となったのが、サバレタ氏が愛してきたソシエダの現アイコン的存在である久保建英だ。38分にコーナーキックからミケル・メリーノの先制点をアシストすると、前半アディショナルタイムには自らゴールを奪い試合を決定づけ、堂々のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されている。

 これが実に公式戦13試合ぶりのゴールとなった久保。激しいマークに遭うなど、なかなか目に見える結果を残せずにいた直近のゲームとは違い、なぜ古巣ビジャレアル戦では多くのゴールに絡むことができたのだろうか。

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