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「マンUがテン・ハフ監督を解任すべきでない4つの理由」。英メディアが報じる指揮官の続投シナリオとは?

text by 編集部 photo by Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース

マンチェスター・ユナイテッドで指揮を執るエリック・テン・ハフ
【写真:Getty Images】



ビッグクラブとの連戦を控えるマンチェスター・ユナイテッド

 現地時間9日、プレミアリーグ第16節でマンチェスター・ユナイテッドはボーンマスとホームで対戦し、0-3で敗れた。この結果を受け、英メディア『Football Transfers』は10日、クラブの指揮官であるエリック・テン・ハフについて「ユナイテッドは解任してはならない」と報じている。



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 16節の試合がすべて終了した時点で、同クラブは勝ち点「27」で6位につけている。テン・ハフは今季、11月のプレミアリーグ月間最優秀監督に選出される一方、英紙『サン』などから後任候補について度々報じられている。

 このあとユナイテッドは、火曜日にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でバイエルン・ミュンヘンと、さらに週末にはリーグ戦でリバプールと戦わなければならない。しかしこれらの試合に負けたとしても、『Football Transfers』は「(クラブは)テン・ハフを解任するべきではない」と述べている。

 同メディアは、その理由について以下の4つを挙げている。1つ目に、ユナイテッドが同氏を解任した場合、結局は「悪循環を続けるだろう」と指摘。「デビッド・モイーズからルイ・ファン・ハールなど、過去には様々な指揮官交代があったが、いずれも上手くいかなかった」と続け、「別の結果を望むであれば、クラブはこれまでとは異なる道を歩む必要がある」と見解を示している。

 2つ目に、アーセナルのミケル・アルテタ監督の存在を示している。彼は現在リーグで首位争いをするチームの指揮官を務めているが、『Football Transfers』は「順応するのに数シーズンかかった」と指摘した。「もしユナイテッドが同じ程度の猶予をテン・ハフに与えられれば、クラブの未来はより良いものになるだろう」

 3つ目は、買収前のクラブの安定。ユナイテッドは現在、実業家であるジム・ラトクリフによる買収劇に揺れている。これについて同メディアは、「クラブで働く多くの人間が、自分たちは来シーズンもここにいるのかさえ不安に思っている」と述べ、「それは当然ながらピッチ上のパフォーマンスにも影響する」と指摘した。「人事部の人間すら確定していない状況で、新たなヘッドコーチを見つけることは全くの無意味だ」

 そして最後の4つ目は、「昨シーズンのテン・ハフにある」という。「アヤックスから招聘された同氏は、昨季リーグ戦のタイトルこそ獲得できなかったものの、EFLカップではチームを優勝させ、CLにも導いている。前任のラルフ・ラングニックが史上最悪レベルの結果でリーグを終えたことを踏まえると、テン・ハフの初シーズンは素晴らしかった」

 アルテタがリーグ2位に辿り着いたのは、任期4年目の22/23シーズンだった。『Football Transfers』が述べるように、ユナイテッドが同じ期間の猶予をテン・ハフに与えるならば、まだ時間はある。

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【了】

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