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日本代表 3か月前

期待外れ…。アジア杯ワーストイレブン。残念な結果に終わった11人、サッカー日本代表からは…【アジアカップ2023】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

CB:板倉滉(日本代表)

日本代表DF板倉滉
【写真:Getty Images】


所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ)
生年月日:1997年1月27日
アジアカップ2023成績:4試合0得点0アシスト

 板倉滉にとって、自身初のAFCアジアカップはほろ苦いものとなってしまった。特に厳しいパフォーマンスとなったのが、イラン代表との準々決勝だ。24分という早い時間帯にイエローカードを受けてしまうと、そこからの守備は後手を踏む一方だった。空中で競った相手FWサルダル・アズムンに簡単に前を向かれてしまう場面や決勝点のPK献上などらしくないプレーを連発した。

 これだけ厳しいパフォーマンスだったのは板倉のコンディションが影響していたのかもしれない。同選手は昨年10月末に足首を手術しており、そこから公式戦で復帰を果たすことがないまま今大会に臨んでいた。大会が開幕して以降も災難が続き、グループリーグ第3節インドネシア代表戦は体調不良で休養となり、バーレーン代表との決勝トーナメント1回戦でも相手に足を削られて激しく痛めていた。

 これだけの悪状況では、本来のパフォーマンスを発揮するのが難しかったと想像できる。2022年のカタールワールドカップでもクロアチア代表との決勝トーナメント1回戦を累積警告のために欠場となるなど、大舞台で2大会続けて不完全燃焼に終わっており、次なる大会こそ彼の晴れ舞台にして欲しいものだ。

CB:ジョルディ・アマト(インドネシア代表)

インドネシア代表DFジョルディ・アマト
【写真:Getty Images】

所属クラブ:ジョホール(マレーシア)
生年月日:1992年3月21日
アジアカップ2023成績:4試合0得点0アシスト

 かつてフレン・ロペテギ率いるスペインの年代別代表で主力を務めたジョルディ・アマトは、2022年に自身のルーツであるインドネシアへと帰化している。インドネシア代表で随一のネームバリューと実績を誇る同選手だが、パフォーマンスは不安定だったと言わざるを得ない。

 その代表例が日本代表とのグループリーグ第3節で、上田綺世に不用意なPKを献上した場面だろう。ボックス内だったにも関わらず露骨なホールディングで背後から掴むと、当初はノーファウルの判定だったが、OFR(オン・フィールド・レビュー)の結果ファウルに判定が変更。ゲームキャプテンとして出場しながら2分に先制点を与えるキッカケを作ってしまった。

 今大会を通してインドネシア代表は4試合で10失点を喫しており、1試合あたりの平均失点は2.5にも及ぶ。これは決勝トーナメントに進出した16チームの中で最低の数字であり、3バックの中心でプレーしたディフェンスリーダーのアマトがもう少し機能していれば防げた失点もあった。大会を通してシュートブロックが1本もなく、失点を許し続けた彼の責任は大きいだろう。

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