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優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング1~8位【ベスト8決定版】最新メンバーを分析。期待できるのは?

シリーズ:欧州CL戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:マンチェスター・シティ(イングランド)


【写真:Getty Images】


監督:ジョゼップ・グアルディオラ(8年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:6勝0分0敗(1位)
戦力値:91(攻撃力24、守備力22、選手層22、勝負強さ23)

 昨シーズンの王者であるマンチェスター・シティが2位にランクインした。シーズンの中盤から尻上がりに調子を上げるのは毎年恒例のことであり、昨年12月のプレミアリーグでアストン・ヴィラに敗れて以降の公式戦25試合で無敗をキープ。コペンハーゲンとの決勝トーナメント1回戦でも危なげなく勝利して7シーズン連続のベスト8進出を果たしている。

 彼らの最大の武器は欧州トップレベルの「攻撃力」だろう。昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)得点王であるノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを筆頭に、今シーズンは同い年のイングランド代表MFフィル・フォーデンも覚醒の予感をみせている。そしてシーズン前半戦を欠場していたケビン・デ・ブライネがここに来て大きく調子を上げており、2連覇に向けて重要なピースが加わった。

 絶対的な堅守を誇った昨シーズンと比較をすると「守備」は不安定なところがある。それでも今シーズン前半戦に苦戦を余儀なくされていたヨシュコ・グバルディオルもフィットするなど、改善傾向にあるのは確かだろう。しかし、不安があるとすればカイル・ウォーカーの負傷離脱だ。3月のイングランド代表戦で負傷した世界最速の右SBは、昨シーズンのレアル・マドリード戦でブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールを完封していた。今回は準々決勝を彼不在で戦う可能性もあり、世界屈指のウインガーへと成長したマドリーの“韋駄天“をどう止めるのかは課題となりそうだ。

 それ以外の「選手層」「勝負強さ」の戦力値も問題ない。あまりに依存度が高い昨シーズンの大会MVPロドリの負傷さえ避けることができれば間違いなく優勝候補に挙がるだろう。ただ、その前に準々決勝で対戦する優勝候補レアル・マドリードを倒さなければいけない。史上最多優勝を誇る名門を2年連続で撃破することができれば、2年連続のビッグイヤーに大きく近づく。

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