UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）最新ニュース

【写真：Getty Images】

退場者を出しパニックに陥っていた？

　UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）準々決勝2ndレグ、バルセロナ対パリ・サンジェルマン（PSG）の試合が現地時間16日に行われ、バルセロナが1-4の敗戦を喫した。英メディア『90MIN』は、バルセロナがPSGに逆転負けを喫した理由について、現地時間17日に分析している。

　1stレグ勝利を挙げたバルセロナは、ホームにPSGを迎えて2ndレグに臨んだ。チームを率いるシャビ監督はロベルト・レヴァンドフスキやラフィーニャ、ラミン・ヤマルなどの主力メンバーを起用した。

　12分、ヤマルからパスを受けたラフィーニャが左足でゴールを決め、1stレグで3-2の勝利をおさめていたバルセロナは、2戦合計4-2にリードを広げる。しかし、29分にバルセロナのロナルド・アラウホがレッドカードで退場したことで状況は一変する。

　1人少ないバルセロナは、PSGのウスマヌ・デンベレやヴィティーニャにゴールを決められると、エースであるキリアン・エムバペにも2ゴール決められて、最終的に1-4の敗戦を喫している。　同メディアは、「明らかに規律が欠如していた」と指摘した上で、バルセロナの敗北の理由について次のように分析していた。

「アラウホのファウルはレッドカードに値するものだった。試合時間が多く残っている状況で、彼があのようなリスクを冒す必要はなかった。また、ジョアン・カンセロのデンベレに対する恐ろしく愚かなファウルによるPKによって追いつかれた時点で、バルセロナはもう取り返しのつかないところまで狂乱しパニックに陥っていた」

　また、同メディアは退場処分を受けたシャビ監督について、「選手としてこれまでに受けたレッドカード（2枚）よりも監督としての方が多い（3枚）」と指摘した上で、「この夜は監督が率いる若いチームの混乱を助長するのではなく、嵐の中を導いてくれるリーダーが必要だった」と、退場処分に繋がった振る舞いは軽率だったと指摘している。