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来季は2部or3部? 降格危機に瀕する欧州日本人10人。悩めるチームを救うことが期待される救世主たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 欧州主要リーグの2023/24シーズンも佳境に差し掛かっている。各リーグの優勝争いが熾烈を極めている中で、クラブの明暗をかけた残留争いからも目が離せない。今回は欧州でプレーする日本人選手の中から、降格危機に瀕しているチームに所属する10人をピックアップして紹介する(成績は4月21日現在)。


FW:浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)

ボーフムFW浅野拓磨

【写真:Getty Images】

生年月日:1994年11月10日
所属クラブ順位:15位(ブンデスリーガ/18チーム)
今季リーグ戦成績:26試合6得点1アシスト

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 ボーフムでエースナンバーの11を背負う浅野拓磨は、AFCアジアカップ2023で離脱していた期間を除いて全試合に出場とフル稼働している。彼にとって今シーズンが通算5シーズン目のブンデスリーガ挑戦となり、その中での6ゴールはキャリアハイの成績だ。

 しかし、所属するボーフムは第30節終了時点で、2部との入れ替え戦に回る16位マインツと勝ち点1差の15位と苦戦が続く。しかもマインツは直近4試合で3勝1分と絶好調なため、直近8試合で2分6敗と絶不調のボーフムが順位を逆転される可能性は高いだろう。また、自動降格圏のケルンとは勝ち点差も5しかないため、残り4試合で勝ち点をできる限り積み上げなければ状況は厳しくなる一方だ。

 ボーフムは残り4試合で8位ホッフェンハイム、14位ウニオン・ベルリン、1位レバークーゼン、12位ブレーメンとの対戦が残されている。その中で重要となるのが、ウニオン・ベルリン、ブレーメンと下位に沈むチームとの対戦だ。特にブレーメンは直近6試合で唯一ボーフムを下回る成績に留まっているため、何としても勝ちたいところだ。

 しかし、この2チームとの対戦はアウェイゲームであり、今シーズンのボーフムは敵地で1勝4分10敗とリーグワーストの成績に留まっている。この苦手を克服しなければ、残留圏に留まるのは難しいかもしれない。

 この絶体絶命のピンチで希望の光となっているのが浅野である。昨シーズンの最終節でレバークーゼン相手に1ゴール1アシストの大活躍を披露して、見事チームを残留に導いた“ラッキーボーイ”は、今季もゴールを決めた4試合は3勝1分と“持っている”。ボーフムの残留はゴールを決めれば無敗の男の活躍に懸かっていると言っていいだろう。

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