海外日本人選手　最新ニュース

【写真：Getty Images】

去就に注目が集まる鎌田大地

　セリエAのラツィオでプレーする日本代表MF鎌田大地が、契約延長をクラブの会長に伝えた可能性があることがわかった。イタリアメディア『イル・メッサジェッロ』が、現地時間8日に報じている。鎌田とラツィオとの契約は、今シーズン限りとなっているため、去就に注目が集まっている。

　鎌田がラツィオに入団した当初、マウリツィオ・サッリ前監督のもとでは、出場時間が限られていたが、3月にイゴール・トゥドールが監督に就任すると、状況が一変。トゥドール監督からの信頼を獲得し、ボランチなどのポジションで起用され、リーグ戦では6試合連続で先発出場を果たしている。

　ラツィオは、本来の輝きを取り戻しつつある鎌田に対して、契約が切れる5月30日を待たずに、15日までに契約更新について決断を下すように伝えた模様だ。一方の鎌田は、出場機会の少ないサッリ政権下では、今季限りでの退団は必至と見られた。だが、ここに来て残留を前向きに検討。契約条項には、3年間の延長オプションが組み込まれているが、鎌田が1年間のみの契約延長をクラウディオ・ロティート会長に提案した可能性があることも報じられている。

　また、鎌田は、プレミアリーグのクリスタル・パレスを含む2つのクラブから、重要なオファーを受け、検討している可能性があることも、伝えられている。鎌田の1年契約の提案をラツィオが受け入れるか、あるいは、契約満了となり、新たなクラブでの挑戦をスタートするのか、今後も鎌田の動向から目が離せない。