DF:高井幸大
【写真:Getty Images】
生年月日:2004年9月4日(19歳)
所属クラブ:川崎フロンターレ
2024リーグ戦成績:14試合1得点
チームの最年少プレーヤーである高井幸大は、192cmという恵まれた体躯から優れたアスリート能力と、若さに見合わぬ老獪なプレーを見せる。 AFC U-23アジアカップ カタール2024では鋭いインターセプトから攻撃へのスイッチを入れ、ボール保持時には後方からのビルドアップを的確に行った。
パス能力についてはJリーグでもすでに立証済みで、データサイト『FotMob』によると今季は「90分あたりの正確なロングボール数」においてチーム内2位を記録している。1位はMFの瀬古樹であることから、高井の展開力は中盤の選手並みであると言ってよいだろう。
U-23パラグアイ代表にはヨーロッパで活躍する選手も多く在籍しており、南米独特の足元の技術に加えて、フィジカルでも優れていることが予想される。高水準のテクニックと身体能力を備えた高井にとって、その実力を試される相手だ。
DF:木村誠二
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年8月24日(22歳)
所属クラブ:サガン鳥栖
2024リーグ戦成績:13試合0得点
FC東京からサガン鳥栖にレンタル移籍中の木村誠二は、現所属チームにおいて不可欠な守備能力を見せている。データサイト『Sofa score』によれば、「1試合あたりのクリア数」と「1試合あたりのインターセプト数」でチーム内1位を記録しており、ゴール前の番人として立ちはだかっている。
16日に行われたU-23フランス代表とのテストマッチでも木村は先発起用されており、相手のOA(オーバーエイジ)枠にして経験豊富なベテランFWアレクサンダル・ラカゼットらと対峙した。押し込まれる時間が大半だったものの、木村が出場している時のU-23日本代表は失点を許していない。
U-23パラグアイ代表のCFのひとり、ケビン・パルザユクの身長は189cmと大柄である。フィジカルに特長のある選手に対しても、木村と高井の2CBならば真っ向から勝負できるだろう。