MF:藤田譲瑠チマ
生年月日:2002年2月16日
所属クラブ:シント=トロイデンVV(ベルギー)
藤田譲瑠チマはやはり別格だ。サポーターはパリ五輪でそう再認識させられた。
ベルギーで戦う22歳は、今大会のグループリーグから決勝トーナメント1回戦まで4試合すべてに出場した。そのうち既に決勝トーナメント進出が決定していたU-23イスラエル代表戦以外の3試合はフル出場を果たしている。
その出場状況からも分かる通り、藤田はパリ五輪に臨んだU-23日本代表に不可欠な戦力だ。今大会では持ち味であるボール奪取能力を存分に発揮してフィルター役として機能するだけでなく、攻撃への貢献も光った。鋭い縦パスで攻撃の起点を作った場面や3列目からドリブルで持ち上がって好機を演出した場面が見られ、藤田がピッチにいるといないとでは全く違うゲームになるほど、その存在感は圧倒的だ。
改めて攻守のバランスの良いMFであることを示した同選手には、この先のA代表入りを期待したい。現状は遠藤航と守田英正が頭ひとつ抜けているように見えるA代表のボランチには、田中碧や鎌田大地などもいるため選手層は決して薄くはないが、彼らを脅かす存在として藤田は台頭できるだろうか。
所属するシント=トロイデンVVでは昨季リーグ戦25試合に出場したが、先発は12試合に留まった。今季はさらに先発出場の数を増やして、A代表招集へ向けたアピールをしていきたいところだ。
