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海外サッカー 2か月前

大ピンチ…。欧州、解任ギリギリの監督5人。もう限界? 全く結果を残せていない指揮官とは?

シリーズ:解任ギリギリの監督 text by 編集部 photo by Getty Images

フレン・ロペテギ(ウェストハム)

フレン・ロペテギ

【写真:Getty Images】

生年月日:1966年8月28日
今季リーグ戦成績:9試合3勝2分4敗(13位)

 今夏にフレン・ロペテギ監督を招聘したウェストハムは、クラブ史に残る大型補強を敢行した。ジャロッド・ボーウェンやモハメド・クドゥスら主力をキープした上に、昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝にも出場したニクラス・フュルクルクやマックス・キルマンら即戦力級の選手を9人も獲得している。

 この大型補強から欧州カップ戦を巡る出場権争いも予想されたが、ホームで開幕3連敗を喫するなど、期待を大きく裏切る結果に。UEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場していた昨シーズンまでとは異なり、欧州カップ戦に出場していない中での低迷に、指揮官の手腕が疑問視される事態となっている。

 予想外の低迷を招いているのはチームの最適解を見つけることができていないからだろう。第5節チェルシー戦では本職ボランチのエドソン・アルバレスを3バックの一角で起用し、この采配が後手を踏んで彼のところから失点。

 他にもエース格のクドゥスが得意な右サイドではなく、左サイドでの起用が続いており、選手層が厚いが故にベストな11人を組むことに苦労している印象だ。

 そして最大の痛手がエース候補として期待されていたフュルクルクの怪我で、結果的に前シーズンと代わらずミカイル・アントニオとダニー・イングスの2人で最前線のプレータイムを分け合っている。

 イギリス『The Guardian』によると、ウェストハムの上層部は早急にロペテギを解任する意向はないようだ。予想外の低迷を招いている同士の一戦となったマンチェスター・ユナイテッドとのプレミアリーグ第9節にも勝利し、一時あった解任の危機は免れたようにも思える。

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