ミッドフィルダー
【写真:Getty Images】
久保建英(背番号20)
サウジアラビア代表戦:62分OUT
評価:A
コンパクトな守備陣形の相手に、ライン間を消されている中でも積極的な仕掛けは健在。45分の場面をはじめ、強引なドリブル突破は可能性を感じさせた。鎌田大地のロストをキッカケに受けた40分の被カウンターのシーンでは、懸命な守備対応でボールを奪取。ラストパスやシュートの精度はバーレーン代表戦と比較すると低かったが、それでも日本代表で最も脅威となる存在だった。
田中碧(背番号17)
サウジアラビア代表戦:フル出場
評価:A
離脱した守田英正に代わり、先発出場。前半の序盤は中盤の底でバランスを取る遠藤航に対して、高い位置を取って最後の局面に関わる神出鬼没な3列目からの攻撃参加で相手を翻弄。9分のシーンでは、右CBの高井幸大から縦パスを引き取ってからすぐに裏へ抜け出した前田大然にラストパスを出して決定機を演出した。相手がより重心を下げた後半はスペースを見つけることに苦労したが、全体的には良い出来だった。
鎌田大地(背番号15)
サウジアラビア代表戦:83分OUT
評価:B
決勝点を決めたバーレーン代表戦に続いてフィーリングは良さそうだった。シャドーの位置から下がって受ける動きや裏へのアクションと、周りの選手を見ながら自由にポジションを動かしてボールを引き出そうとした。遠藤航がベンチに下がってからはボランチでのプレーに。ただ、この日は最後の精度がわずかに足りず、球際の部分でもサウジアラビア代表相手に後手を踏んだ。
遠藤航(背番号6)
サウジアラビア代表戦:74分OUT
評価:B
ほぼ相手コートでのプレーとなった中でセカンドボールを多く回収して2次攻撃に繋げた。前半の終盤にはCB板倉滉の脇に下りることで、左CBの伊藤洋輝を高い位置に押し上げるなど、相手の陣形を崩すことに苦戦をした中でもいくつかの工夫をみせた。CKから訪れた58分の決定機は決めきれず。日本代表の試合では珍しくフル出場せずに74分で交代。
旗手怜央(背番号19)
サウジアラビア代表戦:74分IN
評価:B
74分に遠藤航と代わって出場。それと同時に鎌田大地がボランチにポジションを下げたことで、左のシャドーに入った。しかし、それまでの時間帯以上にライン間を狭くしていたサウジアラビア代表の守備を前にボールを引き出すことができず。85分に南野拓実のシュートシーンを完璧なクロスでお膳立てしたが、判定はオフサイドだった。
堂安律(背番号10)
サウジアラビア代表戦:62分IN
評価:C
62分に久保建英と代わって右のシャドーとして出場。日本代表では久々のインサイドでのプレーとなったが、後半の終盤にかけて徐々に重心を後ろに下げたサウジアラビア代表の守備を前に効果的なスペースを見つけることができなかった。
南野拓実(背番号8)
サウジアラビア代表戦:83分IN
評価:出場時間が短く採点不可
83分に鎌田大地と代わって出場。ピッチに入った直後にタイミングの良い裏抜けから旗手怜央のクロスをダイレクトで合わせたが、シュートは枠外へ。その後オフサイドとなったためシュートとカウントされなかったが、リプレイで見るとオンサイドに見える際どい判定だった。
藤田譲瑠チマ(背番号7)
サウジアラビア代表戦:出場なし
評価:なし