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コラム 2か月前

トゥヘル体制で何が変わった? イングランド代表の新指揮官が重視するポイントと柔軟な修正【コラム】

シリーズ:コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

2試合連続でスタメンに名を連ねたのは…

イングランド代表
【写真:Getty Images】

 アルバニア戦とラトビア戦の2試合で先発出場したのは、GKのジョーダン・ピックフォード、CBのエズリ・コンサ、左SBのマイルズ・ルイス=スケリー、ボランチのデクラン・ライス、左WGのマーカス・ラッシュフォード、トップ下のジュード・ベリンガム、ストライカーのハリー・ケインの7人だ。

 そのうちルイス=スケリーとラッシュフォードに関しては、ルイス・ホールとアンソニー・ゴードン(第1戦後に離脱)ら他のライバルが不在の影響もあるだろう。前者に関しては今後もスタメン起用が続くと予想しているが、6月以降にライバルがいる状況で改めて確認したい。

 センターラインを担う他の5選手に関しては、今後もスタメンが当確だと考えられる。彼らは怪我が少ないタフな選手で計算がしやすい。2試合を通してWGのパンチがいまひとつだったことを踏まえると、現在怪我で離脱中のブカヨ・サカを含めた6選手が不動の存在になりそうだ。

 この6選手の中で最も代表キャップが少ないコンサは、ラトビア戦が通算11試合目の出場。ただ、トゥヘルからの信頼は厚く、イギリス誌『Mirror』によると両者は個別に会談をしているようだ。指揮官はアストン・ヴィラでプレーするCBに「リーダーとしてピッチ内外で発言力を持つように」指示したと伝えられている。

 代表キャップ数が少ない彼が重宝される可能性が高いのは、トゥヘルが志向する戦術的な影響が大きいと推測している。

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