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フォーカス 8か月前

まさに史上最強! サッカー日本代表、最新メンバー市場価値ランキング11~15位。自らの価値を飛躍的に引き上げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

14位:中村敬斗(なかむら・けいと)

中村
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年7月28日
所属クラブ:スタッド・ランス(フランス)
日本代表通算成績:16試合8得点1アシスト
市場価値:1000万ユーロ(約16億円)

 伊東純也と同様に、森保ジャパンとスタッド・ランスで存在感を高めているのが中村敬斗だ。日本代表最新メンバーの市場価値ランキングでは14位にランクインしている。

 今でこそ飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍している中村だが、これまでの道のりは決して平坦ではなかった。

 2019年7月にガンバ大阪からトゥウェンテに期限付き移籍した後は、シント=トロイデンやLASKリンツでひたすら自己研鑽に励んだ。後の輝かしいキャリアからは想像がつきにくいが、LASKのセカンドチームにあたるジュニアーズOÖでプレーしていたこともある。

 G大阪から欧州挑戦に打って出る前の2019年5月、中村の市場価値はわずか50万ユーロ(約8000万円)だった。それが今では1000万ユーロ(約16億円)まで価値が上昇している。

 自身最高額は2023年10月と2024年12月に記録した1200万ユーロ(約19.2億円)。眩いスポットライトが当たるような場所ではなくとも不断の努力を続けてきたことが、現在の中村を形作っている。まさに「中村は一日にして成らず」といったところか。

 ウインガーやセンターフォワードだけでなく、ウイングバックやシャドーもこなせる中村は、森保ジャパンとスタッド・ランスに欠かせないキープレイヤーだ。地道な助走期間を経てついに花開いた男はまだ24歳。自身の価値をさらに高めるための時間はたっぷりと残されている。

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