DF:グリエルモ・ステンダルド(イタリア)
【写真:Getty Images】
生年月日:1981年5月6日
現所属:引退
最終学歴:リンクキャンパス大学
2012年に“ある事件”で話題になったサッカー選手を覚えているだろうか。当時アタランタでプレーしていたグリエルモ・ステンダルドはすでに法律の学位を取得しており、「コッパ・イタリアのローマ戦」か「弁護士になるための司法試験」の2択を迫られて後者を選択。クラブから罰金の処分を受けた。
この前代未聞の騒動から2年後に司法試験に合格。セリエAで通算236試合に出場した彼は2018年2月にペスカーラを退団して、弁護士の道を本格的に歩み出す。彼の母校に掲載されたインタビューでは「私は弁護士で、将来はサッカー選手の利益を守りたい」と意気込みを語っていた。
それから数年間弁護士として活躍した後に、本格的に指導者へと転身。イタリアメディア『コリエレ・デッロ・スポルト』は「ステンダルド、デスクからベンチへ“コーチとしての新しい人生“」と題した記事を掲載し、昨年11月からイタリア5部に所属するヴァルモントーネの指揮を執り、就任14試合で13勝1分という好成績を収めていることが紹介されている。