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「非難を受け入れなければ…」バイエルンDF伊藤洋輝の復帰は早すぎた?現地メディアはクラブ医療部門を批判「リスクを高めた」

text by 編集部 photo by Getty Images

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バイエルンDF伊藤洋輝
【写真:Getty Images】

バイエルンの医療部門のミス?

 ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンに所属するサッカー日本代表DF伊藤洋輝は、第27節ザンクト・パウリ戦で負傷。再び右中足骨骨折の重傷を負ったことで、長期離脱を強いられている。ドイツメディア『SUDWEST』は2日に、今回の伊藤の怪我はバイエルンの医療部門の責任が大きいと報じた。

 

 昨夏の移籍市場でバイエルンに移籍した伊藤は、24年7月のプレシーズンマッチで右足中足骨を骨折し長期離脱。11月に再手術を受けると、今年2月15日のバイエル・レバークーゼン戦でようやく復帰を果たした。3月の代表ウィークでは、FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)のバーレーン代表戦とサウジアラビア代表戦に出場。ザンクト・パウリ戦では途中出場だったが、再び右中足骨骨折の重傷でシーズン半ばでの今季終了となった。

 同メディアは、「DFアルフォンソ・デイヴィス(右ひざ十字靭帯断裂)とDFダヨ・ウパメカノ(左ひざの負傷)に続き、3つ目の悪い知らせが確認された。伊藤は中足骨骨折のため、長期欠場となる」と前置きし、クラブの医療部門の判断に対して、次のような厳しい評価を下している。

「スター選手たちはピッチに復帰するのが早すぎるのではないだろうか。その結果、負傷のリスクを高めている。バイエルンの医療部門は非難を受け入れなければいけない。伊藤はシーズン前のトレーニング中に中足骨を骨折し、2か月後に再び走り始めた。しかし、10月初旬に手術を受けなければならなかった。もう一つの例はGKマヌエル・ノイアーだ。ふくらはぎの筋繊維が断裂してから2週間後、彼は練習を再び行ったが、筋肉系に問題を抱えてすぐにリハビリに戻っている」

 さらに、伊藤については、「彼がバイエルンへ移籍する前から、中足部の問題を抱えていることは知られていた。それでも、彼は加入直後から負荷を急激に上げられてしまい、それによってあまりにも負担がかかっていたことが再手術で明らかになっている」と、事前に分かっていたにも関わらず、今回の負傷を招いたことから医療部門の責任は大きいと強調している。

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