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フォーカス 1か月前

世界を席巻!? 複数クラブを経営する海外オーナー6選。今や日本サッカーにも影響大!?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

トニー・ブルーム

トニー・ブルーム
【写真:Getty Images】

所有クラブ:ブライトン、ユニオン・サンジロワーズ、メルボルン・ビクトリー

 元プロポーカープレーヤーという異色のキャリアで知られるトニー・ブルーム氏は、彼の地元のクラブであるブライトンに加えて、ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)とメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)の経営権も獲得している。

 ブルーム氏がブライトンのオーナーになった2009/10シーズンはリーグ1(イングランド3部相当)に所属していたが、彼が得意としていたスポーツ・ベッティングで使用していたデータを用いてクラブを強化。決して大きなクラブ規模とは言えないが、2017/18シーズンにはプレミアリーグ初昇格を成し遂げた。

 彼が展開するマルチ・クラブ・オーナーシップは三笘薫の例がわかりやすいだろう。日本代表FWは2021年夏に川崎フロンターレからブライトンに移籍。当時の労働許可証(VISA)のルールではイングランドのクラブで試合に出場することができず、2021/22シーズンはブルーム氏が2018年から所有するベルギーのサン=ジロワーズにローン移籍していた。

 当時のブルーム氏はサン=ジロワーズの大株主だったが、2023/24シーズンにブライトンと共にUEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場することで体制が変更に。現在は少数株主となっている。また、2025年3月にはメルボルン・ビクトリーの株式を19.1%取得。欧州外にもマルチ・クラブ・オーナーシップの輪を広げている。

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