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三笘薫、リバプール移籍の可能性が浮上しているが…

　ブライトンに所属する27歳の日本代表MF三笘薫が、今夏にリバプールへ移籍するかもしれない。ブライトンがUEFAヨーロッパリーグ（欧州EL）など来季の欧州カップ戦出場権を獲得できるかどうかが鍵になると、米紙『ニューヨーク・タイムズ』が14日に報じている。

　三笘は今季公式戦36試合に出場し8得点3アシストを記録。リーグ戦で全試合出場を続けていたが、右足負傷により現地時間11日に行われたプレミアリーグ第32節のレスター・シティ戦で初めて欠場した。その三笘は他クラブから大きな関心を示されており、今冬にはサウジアラビア1部のアル・ナスルから巨額オファーを提示された経緯がある。しかし、ブライトンが2度のオファーを拒否したことで移籍は実現しなかった。

　とはいえ、夏になると状況が一変することもあり得るだろう。同紙によると「夏に高額のオファーが届くと、ブライトンの反応は異なることが多い」という。マリ代表MFイヴ・ビスマ（現トッテナム）、エクアドル代表MFモイセス・カイセド、スペイン代表GKロベルト・サンチェス（現チェルシー）、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター（現リバプール）は、いずれも主力選手でありながら夏に売却された。

　それを踏まえ、同紙は「ファビアン・ヒュルツェラー監督率いるブライトンがEL出場権を逃した場合、三笘の移籍の可能性は高まる」と予想している。そして「ブライトンは他クラブへの移籍を希望する選手の意向を妨げない」との見解を示し、ブライトンや三笘にとって魅力的なオファーが届けば、移籍が実現することを示唆した。ブライトンはEL出場圏外の10位につけているだけに、噂されるリバプール行きが現実味を帯びてきている。