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「もっと評価されるべき」マインツMF佐野海舟、今季の活躍を海外メディアは絶賛「ビッグクラブが扉をノック」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

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マインツMF佐野海舟
【写真:Getty Images】

佐野海舟は過小評価?

 ドイツ・ブンデスリーガのマインツに所属するMF佐野海舟は、今季ヨーロッパ初挑戦ながらリーグでトップクラスの活躍を見せている。英メディア『90MIN』は24日に、今季のブンデスリーガで過小評価されている選手の中に、佐野の名前を挙げていた。

 

 昨夏に加入した佐野は、チームを率いるボー・ヘンリクセン監督の信頼を得ると、すぐにレギュラーとして活躍。今季リーグ戦30試合に出場し、第3節のブレーメン戦以降は全試合フル出場している。

 同メディアは、「今季のブンデスを振り返ると、いつもの顔ぶれが思い浮かぶ。優勝に近づくバイエルンのトップ選手たち、2位が予想されるバイエル・レバークーゼンのキープレーヤーなどだ」と述べつつ、「まだ正当な評価を受けていない選手は誰だろうか。パフォーマンスの割に、まだ十分に話題になっていない5人の選手がいる」と、過小評価されている選手について言及した。そして、佐野の名前を挙げて次のように紹介している。

「レアンドロ・バレイロの後継者として加入した佐野にとって、マインツで埋めなければいけなかった穴は大きかった。バレイロはその活躍でヨーロッパ中の注目を集め、昨夏にはUEFAチャンピオンズリーグ出場チームであるポルトガルのSLベンフィカに移籍している。しかし、日本代表選手は、海外での最初のシーズンで、バレイロの役割をスムーズに引き継いだ」

 ブンデスリーガ公式サイトのデータによると、佐野は総走行距離348.6kmでリーグ2位、インテンシブラン2417回でリーグ5位、デュエル勝利数321回でリーグ6位と、いずれもドイツでトップの数字を記録している(リーグ戦第30節終了時点)。

 同メディアは、佐野の運動量とデュエルの強さについても評価した上で、「彼のインターセプトを避けるために、対戦相手はロングボールを使う必要があると考える人もいるかもしれない。しかし、この日本人の身長はわずか176cmだが、MFの中で上位3%に入るほど空中戦でも勝利している」と、空中戦でも強さを示していることを強調した。

 そして、「チャンピオンズリーグに出場するチームが、すぐに佐野の扉をノックするであろうことは想像に難くない」と、ビッグクラブへのステップアップに近づいていると高く評価している。

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