サッカー日本代表　最新ニュース

　2026年夏に北中米ワールドカップ（W杯）が控えている。“史上最強”の呼び声が高いサッカー日本代表を筆頭に、近年どの代表チームが力をつけているのかは気になるところだろう。今回は2020年代に最も勝利したナショナルチームをランキング形式で紹介する。データは『transfermarkt』を参照。勝利数が並んだ場合は勝率が高い方を上位とする。

10位：セネガル代表

【写真：Getty Images】

監督：パペ・ティアウ
最新FIFAランキング：19位
2020年以降戦績：59試合41勝（勝率69%）

　10位には、2020年以降に行われた59試合で41勝を記録しているセネガル代表がランクインした。

　ワールドカップ（W杯）のアフリカ予選は突破することが困難であることで知られ、セネガル代表も2006年大会から2014年大会までは3大会連続で出場を逃していた。ただ、近年は力をつけており、同大会を筆頭に国際大会でも結果を残している。アフリカネイションズカップでは2019年大会で準優勝、2022年大会で優勝と、アフリカ屈指の強豪国へと成長した。

　正GKのエドゥアール・メンディや主将のカリドゥ・クリバリらフランス出身の選手たちの帰化も急激に力をつけた要因の一つではあるが、最大の理由はセネガル国内での育成組織の発展だろう。

　特にフランスのメスと提携しているジェネレーション・フットのアカデミーの存在は、代表の強化に直接的な好影響を与えた。代表史上最多得点記録保持者のサディオ・マネやイスマイラ・サール、パペ・マタル・サールは全員同クラブのアカデミー出身で、いずれもメスでプロキャリアをスタートさせている。

　自国出身選手の台頭でアフリカ屈指のタレント軍団となり、直近の20試合は14勝5分1敗と好成績を収めている。その詳細な数字を見ると、20試合での失点は「5」のみで、現在7試合連続でクリーンシートを記録。予選レベルでは敵なしの状況が続いている。