1位：アルゼンチン代表
【写真：Getty Images】
監督：リオネル・スカローニ
最新FIFAランキング：1位
2020年以降戦績：62試合50勝（勝率81%）
1位には、2020年以降に行われた62試合で50勝を記録しているアルゼンチン代表がランクインした。
2014年のブラジルワールドカップ（W杯）を筆頭に、近年のアルゼンチン代表は“あと一歩”でタイトルに届かずにいた。それが2020年代になると劇的に変化。2021年のコパ・アメリカ制覇を皮切りに、2022年のカタールW杯、2024年のコパ・アメリカと主要大会を立て続けに制した。
アルゼンチンの英雄でもあるリオネル・メッシが中心であることに変わりはないが、タイトル獲得の決定打となったのは、長年の代表のウィークポイントでもあったGKにエミリアーノ・マルティネスという世界クラスの男が登場したことだろう。
彼がプレーした51試合で負けたのは4回のみ。コパ・アメリカ2021では1回、カタールW杯では2回、コパ・アメリカ2024では1回ずつPK戦に勝利しており、代表でのPK戦は全勝。出場した全大会で最優秀GK賞を受賞しており、タイトル獲得の立役者と言っても良いだろう。
監督のリオネル・スカローニの存在も忘れてはならない。自らは代表キャップが7試合しかない上に、就任するまで監督経験がほぼなかった。それでもパブロ・アイマール、ロベルト・アジャラ、ワルテル・サムエルらレジェンド級の選手をアシスタントコーチに据えることでチームをより強固なものとした。
その結果、2020年以降の試合では勝率80%という驚異的な数字を残しており、来年に開催されるW杯でも優勝候補筆頭だろう。
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