9位:メキシコ代表

【写真:Getty Images】
監督:ハビエル・アギーレ
最新FIFAランキング:17位
2020年以降戦績:82試合42勝(勝率51%)
9位には、2020年以降に行われた82試合で42勝を記録しているメキシコ代表がランクインした。
北中米屈指の強豪である同国代表は、国際大会に強いことで知られている。ワールドカップ(W杯)は直近の2022年大会こそグループリーグ敗退に終わったが、それまでは7大会連続でラウンド16に駒を進めていた。
この国際大会に強いことが、42勝という多くの勝ち星に直結していると考えられる。今回トップ10にランクインしたほとんどの国が60試合から70試合を戦った中で、メキシコ代表は82試合も行っている。
北中米サッカー協会(Concacaf)が主催するゴールドカップは、2年に1回(奇数年)に開催されており、2022年はカタールW杯、2024年にはコパ・アメリカにも出場。よって4年連続で試合数が多くなる国際大会に参加しており、必然的に勝利数が伸びやすい傾向にある。
2020年以降の勝率は51%と決して高くはない。それでも2024年7月にハビエル・アギーレが3度目となる代表監督に就任すると、7試合で5勝1分1敗と、直近で大きく調子を上げている。
メキシコ国内のリーグの待遇が大きく改善されたこともあって欧州でプレーする選手は以前と比較すると減少傾向にあるが、主将のエドソン・アルバレスやエースのラウル・ヒメネスらタレントは健在。コロンビアから帰化したフリアン・キニョネスのような選手も戦力化することができれば、さらに勝ち星を伸ばすことができそうだ。