7位:アルジェリア代表

【写真:Getty Images】
監督:ヴラディミル・ペトコヴィッチ
最新FIFAランキング:36位
2020年以降戦績:65試合43勝(勝率66%)
7位には、2020年以降に行われた65試合で43勝を記録しているアルジェリア代表がランクインした。
同国代表は近年のアフリカ諸国の中で最も力をつけてきているチームの1つだ。狭き門であるワールドカップ(W杯)出場を2大会連続で逃しており、アフリカネイションズカップも2大会連続でグループリーグ敗退と国際大会でこそ苦しんでいる。ただ、その他の試合では好成績を収めている。
近年のアルジェリア代表は帰化選手にかなりの力を入れている。フランス代表としてU-17欧州選手権で得点王に輝いた経験のあるアミーヌ・グイリやU-21フランス代表の経験があるライアン・アイト=ヌーリ、昨年9月までU-20ドイツ代表に招集されていたイブラヒム・マーサら若手を中心にタレントを揃えた。
選手層の薄いポジションに、彼らを加えたことで大幅に戦力アップ。リヤド・マフレズやモハメド・アムーラら自国出身の強力アタッカー陣との親和性も高い。
この強力な選手たちを束ねるのが、スイス代表で長期政権を築いたヴラディミル・ペトコヴィッチだ。昨年1月のアフリカネイションズカップのグループリーグ敗退後にアルジェリア代表監督に就任すると、12試合で9勝2分1敗と好成績を残している。3大会ぶりのW杯出場に向けて順調に完成度の高いチームに仕上がりつつあると言って良いだろう。