4位:スペイン代表

【写真:Getty Images】
監督:ルイス・デ・ラ・フエンテ
最新FIFAランキング:2位
2020年以降戦績:66試合44勝(勝率67%)
4位には、2020年以降に行われた66試合で44勝を記録しているスペイン代表がランクインした。
同国代表は2000年代後半から2010年代前半まで圧倒的な強さを誇っていた。2008年のユーロ(欧州選手権)、2010年の南アフリカワールドカップ(W杯)、2012年のユーロの全大会を圧倒的な強さで優勝。ジョゼップ・グアルディオラ監督が作り上げたバルセロナのチームをベースに、圧倒的なポゼッションで相手に攻撃の間を与えないサッカーで、日本では“無敵艦隊”とも呼ばれた。
しかし、2010年代後半になると、その勢いは他国に飲み込まれる。その潮目が変わり始めたのは2020年以降だろう。
下馬評が低かったユーロ2020でベスト4まで勝ち進むと、ルイス・エンリケ監督(当時)のチームは徐々に成熟度が増して、2022年のカタールW杯も初戦のコスタリカ代表戦を7-0で完勝した。
しかし、同大会では日本代表とモロッコ代表に敗れ、ルイス・エンリケが解任に。その後、U-21から昇格する形で新監督に就任したルイス・デ・ラ・フエンテ体制でさらにチームを強化することに成功し、30試合で25勝3分2敗と圧倒的な強さを維持している。
ラミン・ヤマルのような近年のスペイン代表に足りていなかった世界的スターの登場もあり、ユーロ2024は全勝で優勝。現在、直近1年以上で負けておらず、来年のW杯でも優勝候補に挙げられるだろう。