3位：アメリカ合衆国代表

監督：マウリシオ・ポチェッティーノ
最新FIFAランキング：16位
2020年以降戦績：76試合45勝（勝率59%）

　3位には、2020年以降に行われた76試合で45勝を記録しているアメリカ合衆国代表がランクインした。

　2026年の北中米ワールドカップ（W杯）の開催国でもある同国は、若い選手を中心に急激に力をつけている。3月の代表メンバーの平均年齢は25.7歳。主将のティム・リームのような大ベテランもいるが、その大半の主力が20代前半の伸びしろ十分な選手たちである。

　同じ北中米のメキシコ代表と異なるのは、欧州でプレーしている選手が過半数を占めていること。クリスチャン・プリシッチやウェストン・マケニー、タイラー・アダムスのように、強いチームで主力を担う選手も多い。

　自国開催のワールドカップに向けて昨年9月に、監督に招聘したのがマウリシオ・ポチェッティーノだ。トッテナム・ホットスパーやパリ・サンジェルマン（PSG）で指揮したことで知られる同監督にとって初の代表チームの指揮となる。しかし、パナマ代表やカナダ代表などの格下にも敗れるなど、就任8試合での成績は5勝3敗とやや不安を残す。

　それでも3位の45勝を挙げているのは、アメリカ合衆国代表がFIFAウィーク以外にも代表戦を行っているからだろう。欧州組を呼べない中でも1月に試合を組んでおり、そのゲームなどで勝ち星を重ねたことでこの順位にいることが想定される。