2位:モロッコ代表

【写真:Getty Images】
監督:ワリド・レグラギ
最新FIFAランキング:12位
2020年以降戦績:68試合49勝(勝率72%)
2位には、2020年以降に行われた68試合で49勝を記録しているモロッコ代表がランクインした。
同国代表はカタールワールドカップ(W杯)で、アフリカ勢初となるベスト4に進出し、世界を驚かせた。強くなる兆しは2010年代後半からあり、2018年のロシアW杯に向けての予選を無失点で通過するなど、その頃から堅守が光っている。
チームとして伝統的にあった守備力をベースに、2020年代になると世界的なタレントの台頭が目立つように。アクラフ・ハキミのような世界最高の右サイドバックを筆頭に、近年はブラヒム・ディアス、エリーゼ・ベン・セギル、ビラル・エル・カンヌスのような他国から帰化した選手たちが主力に定着した。
こうしたサッカー協会を含めたチームビルディングの成果もあってか、直近の1年間に行われた10試合は全勝。3月に招集された代表チームの平均年齢は25.7歳と若く、メンバーのクオリティで見ると2022年当時よりも現在の方が、質が高いように映る。
ケムズダイン・タルビやアダム・アズノウら10代の新星たちも戦力になることができれば、来年の北中米W杯でアフリカ勢初となる決勝進出、その先にある優勝を手にする可能性もあるかもしれない。