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【写真：Getty Images】

失点を許すも鈴木は高評価

　イタリア・セリエA第35節、パルマ対コモ1907の試合が現地時間3日に行われた。試合は、パルマが0-1で敗北している。パルマに所属するサッカー日本代表GK鈴木彩艶は、この試合に先発フル出場した。現地メディア『PARMA live』は5日に、コモ戦での鈴木のパフォーマンスを高く評価している。

　前節は、ユベントスに1-0で勝利したことにより、残留争いで一歩前に出たパルマ。この試合でも、鈴木はチームを救うセーブを見せた。41分、コーナーキックから、パルマはコモDFマルク＝オリヴァー・ケンプフにヘディングシュートを許してしまう。完璧に合わせられてしまったが、鈴木が見事なセーブを見せて失点のピンチを脱した。

　さらに、72分には、相手と一対一になる窮地を迎えるも、うまく対応してゴールを死守する。しかし、78分にパルマDFエマヌエーレ・ヴァレーリのパスミスでボールを失うと、コモFWガブリエウ・ストレフェッツァに得点を許してしまった。その後、必死の反撃も実らず、パルマは0-1で敗れている。

　同メディアは、「ピッチ上最高の選手、疑いはない」と前置きし、「敗れたが、鈴木はスターだった。日本代表GKは、コモ戦で素晴らしいパフォーマンスを見せている。至近距離からのヘディングシュートを止めて、後半にはゴールをカバーしてジョナタン・イコネのシュートを阻止した」と述べつつ、チームトップとなる「7」の評価をつけている。

　また、イタリアメディア『TUTTO mercato WEB』は、「前半のケンプフのヘディングシュートのセーブは、まさに傑作と言えるだろう。ゴール前では自信と個性を発揮し、力強くチームをリードした」と、失点を許してしまったものの、素晴らしいパフォーマンスだったと高く評価している。