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「最も移籍の可能性は高いが」三笘薫ら放出でブライトン解体?英メディアが指摘「絶対に避けなければならない」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

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ブライトンの三笘薫
【写真:Getty Images】

三笘薫、今夏の売却候補に浮上しているが…

 ブライトンに所属する28歳の日本代表MF三笘薫に対し、バイエルン・ミュンヘンやアーセナルが興味を示している。そのため、今夏の移籍が噂されている選手の一人だが、ブライトンには他にも4人が売却候補に挙っており、来季チームは様変わりするかもしれない。そのスタイルを変えるべきだと、英メディア『BBC』が3日に指摘した。

 

 三笘は2021年8月に川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍した後、すぐに武者修行のためベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ期限付き移籍した。そして、RFCスラン戦でハットトリックを達成するなど活躍し、早くも頭角を現す。2022年6月にレンタル期間満了でブライトンに復帰すると、ここでも勢いを継続し主力に定着。今季は公式戦41試合に出場し11得点4アシストを記録して、1シーズンにおける日本人初のプレミアリーグ二桁得点を達成している。

 その結果、当然ながら他クラブからも注目を集めるようになった。ブライトンの経営モデルについて、同メディアは「若手を安く獲得し、育て上げ、評価額以上のオファーが来たら売却するスタイル」と捉えており、そのモデルに照らせば、三笘、ジョアン・ペドロ、カルロス・バレバ、バルト・フェルブルッヘン、ヤン・ポール・ファン・ヘッケの合計5人を夏の移籍市場で放出する可能性があるという。

 過去には、エクアドル代表MFモイセス・カイセドやアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターといった主力選手を売却したことがある。それを踏まえ、同メディアは「最も移籍の可能性が高いのは三笘だろう。彼は28歳で、かねてからの夢であるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場を叶えるべき時期に差しかかっている。ペドロに関しても、ピッチ外での問題があり、放出がスムーズに進むだろう」と予想した。

 しかし、同メディアは「だからこそ、高額売却は最大でも2人までに抑えるべき」と強調し、「一度の夏で、トップ5を目指せるポテンシャルを持つチームの背骨(中核)すべてを売り払うことは、いかに帳簿上は利益が出ていたとしても、絶対に避けなければならない」と指摘している。ブライトンが上位を目指すなら、経営モデルを少し変更し、積み上げも必要だと言えそうだ。

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