DF:冨安健洋(とみやす・たけひろ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1998年11月5日
日本代表デビュー:2018年10月12日 対パナマ代表
当時の年齢:19歳11カ月7日
日本代表通算成績:42試合1ゴール2アシスト
今や当代屈指のディフェンダーである冨安健洋も、10代でサッカー日本代表デビューを果たした1人だ。
下部組織時代から過ごすアビスパ福岡でプロデビューを果たした冨安は、すぐに頭角を現し、2018年にはまだ10代ながら欧州への挑戦を決断。その約半年後に、キリンチャレンジカップを戦う日本代表に初招集された。
そして迎えた2018年10月のパナマ代表戦。冨安は、スタメンに抜擢され、19歳341日という若さで日本代表デビューを果たした。当時のセンターバック史上、最年少記録である。槙野智章とコンビを組み、いきなり無失点勝利に貢献している。
その3カ月後に開催されたAFCアジアカップ2019では、グループリーグ最終節のウズベキスタン戦を除く全試合でフル出場を達成。チームとして優勝こそ逃したものの、自身の価値を大いに示した大会となった。
その後、クラブレベルでも大きなステップアップを遂げた冨安は、日本代表の守備陣に欠かせない、大黒柱となった。2022年のカタールワールドカップでは、ドイツ代表とスペイン代表を破ってのベスト16入りに貢献。翌年9月のドイツ代表との国際親善試合では超人的なプレーを連発し、4-1という歴史的大勝の立役者になっている。
しかし、ここ最近は怪我に悩まされており、現在行われているW杯アジア最終予選も、結局は一度もピッチに立てなかった。来年のW杯出場も、決して楽観視はできないはずだ。
能力は間違いないだけに、いち早くベストな状態に戻ってもらいたい。