4位:鎌田大地(かまだ・だいち)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
24/25リーグ戦成績:34試合0ゴール0アシスト
日本代表通算成績:41試合9ゴール5アシスト
最新市場価値:1200万ユーロ(約19.2億円)
サッカー日本代表として、通算40試合に出場してきた鎌田大地が、6月シリーズメンバーの中で4番目に高い市場価値を有している。錚々たるタレントが揃う現在の森保ジャパンにおいて、欠かせない選手の1人だ。
鎌田が欧州に渡ってから、まもなく8年が経過しようとしている。その中で最大のハイライトとなるのが、やはりフランクフルト時代だろう。主力としてUEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇などを経験し、市場価値は一時、3000万ユーロ(約48億円)にまで伸びた(2022年11月)。
しかし、そこをピークに、金額は下落している。2023年に加入したラツィオでは、マウリツィオ・サッリ監督の元で出場機会の確保に苦しみ、期待値以上の結果は残せなかった。
そして、昨年夏に加入したクリスタル・パレスでは、プレミアリーグ特有の強度に慣れるのに時間がかかり、同リーグを0ゴール0アシストでフィニッシュ。それも影響してか、最新の市場価値は、自己最高額の半分以下となる1200万ユーロ(約19.2億円)に落ち着いた。
それでも、C・パレスでの終盤戦に見せたパフォーマンスは、決して悪くなかった。それなりの時間はかかったが、フランクフルト時代の恩師でもあるオリバー・グラスナー監督のサッカーに見事適応し、FAカップでは優勝に貢献。前半戦で受けた批判を、一瞬にして払拭してしまった感も強い。
そのパフォーマンスを来季開幕戦から発揮できれば、市場価値も回復していくはずだ。何事にも動じないメンタルの強さがある鎌田ならば、難しい話ではないだろう。