9位：鈴木唯人（すずき・ゆいと）

【写真：Getty Images】

生年月日：2001年10月25日
所属クラブ：ブレンビー（デンマーク）
24/25リーグ戦成績：22試合9ゴール4アシスト
日本代表通算成績：2試合0ゴール0アシスト
最新市場価値：700万ユーロ（約11.2億円）

　盛んに移籍の噂を報じられてきた鈴木唯人が、ついに欧州5大リーグへと到達した。所属クラブのブレンビーIFで自身の価値を高めた男は先月、ブンデスリーガのフライブルクに完全移籍で加入することが決定。市場での評価は右肩上がりに上昇し続けており、サッカー日本代表の最新メンバー市場価値ランキングでは9位にランクインしている。

　24/25シーズン、ブレンビーの攻撃を司った鈴木は絶大な存在感を放っていた。公式戦40試合のスタッツは、13得点7アシスト。2023年8月に加入してから常に高いクオリティを示してきたことで、マンチェスター・シティやリバプールといったイングランドの強豪クラブがスカウトを派遣し、鈴木の調査を進めていたのは有名な話である。

　現在、鈴木には700万ユーロ（約11.2億円）という市場価値が付いている。ブレンビー加入から間もない2023年12月に記録した金額は90万ユーロ（約1.4億円）。この金額変動からも、鈴木がデンマークの地でいかに充実した日々を過ごしてきたかが分かる。

　日本代表でのキャリアはまだ2試合しかないが、“パリ五輪世代”のエースだった鈴木であれば森保ジャパンでも重要な役割を担うことができるかもしれない。約1年ぶりの代表復帰となった今回のシリーズは、23歳のアタッカーにとって試金石となるだろう。