WB:森下龍矢

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年4月11日(28歳)
所属クラブ:レギア・ワルシャワ(ポーランド)
24/25リーグ戦成績:31試合6得点
日本代表通算成績:2試合0得点
先のアウェイゲームで最も評価を上げたうちのひとりは、右ウイングバックの位置に入った平河悠かもしれない。何度も上下運動を実行できるインテンシティの高さ、ペナルティエリアの外からでも際どいシュートを放てる技術、要所で輝きを放っていた。
しかし、森保一監督は堂安律や三笘薫ら主力不在の理由のひとつとして「年間を通じて出場試合の多い選手」をあげている。それが“無理をさせない”ことを意味しているならば、凄まじい運動量とデュエルを見せた平河をインドネシア戦でベンチに置くかもしれない。
特に右ウイングバックはオプションが多く、候補者が多く存在する。そのなかで、今回のホームゲームで起用が見込まれるのが森下龍矢だ。ポーランドで今季公式戦51試合で14ゴール14アシストをあげ、日本でプレーしていたサイドバックやウイングバックだけでなく、シャドーなどでもチームに貢献し、前線でもクオリティを示した。
インドネシア戦でも高水準の攻撃力を求める場合には、今の森下には大きな期待感がある。
WB:三戸舜介

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年9月28日(22歳)
所属クラブ:スパルタ・ロッテルダム(オランダ)
24/25リーグ戦成績:30試合5得点
日本代表通算成績:出場なし
リーグ・アンの昇降格プレーオフを現地時間5月29日までフルで戦い、オーストラリア戦ではベンチからスタートした中村敬斗。前節の出場時間は26分ほどということで、今回のホームゲームは先発すると見られる。しかし彼が起用されるのはこれまでの左ウイングバックではない可能性がある。
オーストラリア戦では連係に慣れない選手が多いこともあり、中村が孤立する場面が目立った。フィニッシュの能力はチーム屈指のため、森保一監督は彼をよりゴールに近いポジションでプレーさせるかもしれない。
そこで、左ウイングバックには先の試合で出番がなかった三戸舜介にチャンスが舞い込んできそうだ。現在オランダで活躍するアタッカーは今シーズン後半にレギュラーを確保し、左サイドからカットインして相手ゴールに迫るプレーを見せた。
所属するスパルタ・ロッテルダムでの主戦場はウイングだが、一列下がった位置でもプレーできる。ウイングバックでの起用も問題ないはずだ。パリ五輪世代のアタッカーが、A代表デビューを目指す。