MF:遠藤航

【写真:Getty Images】
生年月日:1993年2月9日(32歳)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
24/25リーグ戦成績:20試合0得点
日本代表通算成績:69試合4得点
チームのキャプテンを務める遠藤航は、先のアウェイゲームでは出番を与えられなかった。不在の影響は大きく、A代表での経験が少ない選手たちはシュート前まで持ち込めるものの、決定機の数は多くなかった。
キャプテンマークを巻いて先発した鎌田大地の負担は大きく、どうにかゲームをコントロールしようと試みるも、孤軍奮闘ぶりが目立った。
遠藤がいれば…というシーンが散見された。中盤の底で最終ラインとバランスをとり、鋭いボール奪取でチームを牽引するキャプテンは、攻守において貴重な存在だ。W杯本戦を見据えれば、有利なポッド分けのためにもう落とせる試合はない。今シリーズに新戦力発掘の性質があるとはいえ、インドネシア戦はベストメンバーで臨むはずだ。
そのなかで最も望まれるのが、真ん中でどっしり構えるキャプテンの存在だろう。
MF:藤田譲瑠チマ

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年2月16日(23歳)
所属クラブ:シント=トロイデンVV(ベルギー)
24/25リーグ戦成績:33試合0得点
日本代表通算成績:3試合0得点
前節に出番がなかった遠藤航が盤石だと仮定するならば、その相方が誰になるのかは重要だ。オーストラリア戦でフル出場を果たし、キャプテンに代わってゲームのバランサー役を務めた藤田譲瑠チマが引き続きインドネシア戦でもスタートからピッチに立つか。
3バックの位置まで下りて空いたスペースを埋める仕事ぶりはまさに遠藤を想起させたが、バランスを意識し過ぎていた感は否めない。強みのひとつである展開力をより発揮できる環境になったとき、どのようなプレーを見せるのかに注目だ。
その意味でも、キャプテンとの共存には期待したい。データサイト『FotMob』によれば、オーストラリア戦の藤田はアタッキングサードへのパス数で「18」、チャンスメイクで「2」を記録している。後者は両チームトップの数字である。このスタッツが、遠藤とタッグを組むことでどう変化するだろうか。