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【写真：Getty Images】

1アシストの三戸舜介が代表デビュー戦を振り返る

　サッカー日本代表は10日、FIFAワールドカップ（Ｗ杯）26アジア最終予選（3次予選）の第10節でインドネシア代表と対戦し、6-0と快勝した。今シリーズで初招集され、この試合でA代表デビューを飾ったのが三戸舜介。先制点をアシストするなど、堂々のデビュー戦となったインドネシア代表戦を振り返った。

「この代表が最後にならないように、自分の特徴だったり、得点のところで関われたらなと思いました」

　三戸は強い気持ちで代表活動に臨み、代表デビューを待ち望んでいたのだろう。最終予選で初招集となった三戸にとっては、数少ないチャンス。インドネシア代表戦では左のウイングバックで先発出場すると、スピードを生かし、左サイドをかけあがった。

　15分には、鎌田大地からのパスを受け、左サイドから正確なクロスを供給。鎌田の先制点をお膳立てした。

「練習中から自分のインスイングのクロスで得点っていうのもあったんで、良い形でそれが試合に出て良かった」とゴールの形は練習でも確認していたという。

　W杯本大会の出場を決めた日本にとっては消化試合だったが、貴重なテストの場で1アシストという結果を残したことは、周囲からみても評価に値するものと言える。ただ、三戸自身の自己評価はそうではない。

「ここでアシストできたから代表に関われるかっていうと、そうではないと思いますし、自チームでレベルアップしていかないといけないなと思います。今のチームのままじゃ、たぶん呼ばれないと思いますし、あんまりW杯が近づいたなというふうには感じていないです」

　また、「もう少し仕掛けがあってよかったんじゃないかっていうのと、ゴールを決めたかったっすね」と反省の言葉もあった。

　それでも、今シリーズに選ばれ、出場し、結果を残したという経験は大きいものになるだろう。

　後半は左ウイングからシャドーの位置に入ってプレーもした。

「内も外もできるのを森保（一）監督が評価してくれてると思うんですけど、そのクオリティーのところはまだまだだなとやってみてわかったので、代表の試合やいろんな選手の動きを見ながら学んでいきたいと思う」と代表活動で得た課題と収穫をクラブに持ち帰って、再び研鑽に励む。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

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