フットボールチャンネル

コラム 2週間前

サッカー日本代表、町野修斗は味方から見ても「変わったと思う」。不遇を乗り越えエース候補へ。本当の意味での再出発【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

サッカー日本代表 最新ニュース

 サッカー日本代表は10日、FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)でインドネシア代表と対戦し、6-0の大勝を収めた。この試合でスタメン出場した町野修斗は、最前線で体を張り続けた。後半にはゴールを奪う活躍も見せ、代表で絶対的な存在となる為の再スタートを切った。(取材・文:元川悦子)

気づけば2年以上代表から遠ざかっていた町野修斗

サッカー日本代表の町野修斗
【写真:Getty Images】

 2024年9月にスタートしたFIFAワールドカップ26(W杯)アジア最終予選(3次予選)も、10日のインドネシア代表戦がラスト。3月のバーレーン代表戦でいち早く出場権を獲得した後、サウジアラビア代表に0-0、オーストラリア代表)に0-1と2戦連続で足踏みし、無得点が続いていただけに、最終戦は何としてもゴールを奪って勝利しなければならなかった。

JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]

 日本代表の森保一監督もテスト色が強すぎた前回の反省を踏まえ、今回は遠藤航、鎌田大地、久保建英といったコアメンバーを先発起用。そこに初キャップの三戸舜介、鈴木淳之介、久しぶりの復帰となる森下龍矢らを融合させるという現実的な陣容で戦った。

 ただ、その中でもホームで初めて10番をつけた久保にキャプテンマークを託すという変化をつけることは忘れなかった。彼がチームの起爆剤になることを期待したのだろう。

 “新キャプテン”との連係を今回のトレーニングで磨いていたのが、1トップに陣取った町野修斗だった。2022年カタールW杯でラストピースに滑り込んだ万能型FWが代表でスタートから出るのは、第2次森保体制が発足したばかりの2023年3月のコロンビア代表戦以来。当時は「町野も上田綺世らとともに第2次体制のFW陣の軸を担うだろう」と見られていたが、そこからまさかの選外が続き、気がつけば、2年以上の月日が経過していたのである。

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!