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遠藤航とのコンビは強豪国にも通用する
サッカー日本代表は10日、FIFAワールドカップ26(W杯)アジア最終予選(3次予選)の第10節でインドネシア代表と対戦し、6-0の勝利を収めた。ドイツのマインツで活躍するMF佐野海舟は、遠藤航とのコンビでチームに新たな可能性を見出した。目標であるW杯優勝を目指す上で、必要なオプションとなるかもしれない。
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佐野は2023年11月に、怪我で参加を辞退した伊藤敦樹の代わりに追加招集され、日本代表初選出。11月16日のミャンマー代表戦でデビューを果たしている。昨年のAFCアジアカップ2023メンバーにも名を連ねていたが、日本代表での出場は、それ以来のことだった。
今季はブンデスリーガ挑戦1年目ながら、大きなインパクトを残した。公式戦の全試合にスタメン出場し、途中交代したのはわずか2試合だった。総走行距離は393.7kmとリーグトップ。デュエル勝利数は369回とリーグ4位に入り、チームのUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)出場権獲得の原動力となった。
オーストラリア代表戦では藤田譲瑠チマ、インドネシア代表戦では遠藤航とボランチでコンビを組んだ。両試合ともにスタメン出場を果たし、持ち前のボール奪取能力とパスで日本代表にリズムを与えた。特に、遠藤との組み合わせは、中盤での守備が強固になる。これまでは守田英正と遠藤の組み合わせが鉄板だったが、佐野・遠藤コンビも今後のオプションになるはずだ。
インドネシア戦では、佐野が果敢に前からプレスをかけ、相手の動きを制限したところで、中央にどっしりと構える遠藤がボールを回収するという流れがよく見られた。とくに対強豪国では、彼ら2人の高い守備力が必要になるだろう。動く佐野と構える遠藤。バランスとしては最高だ。
加えて佐野は、ボールキャリーや散らし、バイタルエリアへの侵入もうまい。このあたりは守田もスペシャリストと言えるが、仮に彼が不在となっても、佐野という代替え案を用意できるのはなんとも幸運なことである。
マインツでの活躍、そして今回の日本代表でのパフォーマンス。佐野がW杯メンバー入りに向け大きく前進したのは間違いない。あとは遠藤とのコンビをどこまで成熟させられるか。守田との組み合わせも、見ておきたいポイントだ。
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