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日本代表 2週間前

欲はある。でも背伸びはしない。三戸舜介はオランダで変わる。サッカー日本代表デビュー戦後に残した意外な言葉【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表は10日、FIFAワールドカップ26(W杯)アジア最終予選でインドネシア代表と対戦し、6-0で勝利した。多くの新戦力が起用されたこの試合で、大量得点の口火を切ったのは三戸舜介のアシストだった。オランダで着実に力をつけてきた164cmの小兵アタッカーの活躍の背景に迫る。(取材・文:加藤健一)

「練習の形が出た」三戸舜介がデビュー戦でアシスト


【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表は5日のオーストラリア戦から先発を9人変更し、鎌田大地と佐野海舟の2人だけが2戦連続のスタメンとなった。試合は序盤から日本代表が主導権を握り、15分に三戸舜介のクロスに鎌田がヘディングで合わせて先制した。

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「パッって見たらフリーだったし、左足で蹴るより右足で蹴った方が絶対に精度があると思ったんで」

 三戸は試合後、アシストしたシーンを振り返った。「練習中から自分のインスイングのクロスで得点っていうのもあったんで、練習の形が出たというか、それが試合に出て良かった」と言い、喜びをかみしめた。

 三戸にとって激動だったこの1年を締めくくったのは、日本代表デビューとアシストだった。始まりは2024年夏。U-23日本代表はパリ五輪で金メダル獲得を目標に掲げた。三戸の2得点もあり、U-23パラグアイ代表に5-0で快勝して幸先の良いスタートを切ったが、準々決勝ではU-23スペイン代表に力の差を見せつけられて0-3で敗れている。

 金メダルという目標に遠く及ばず、世界との距離を痛感した。そして迎えた2024/25シーズン、三戸はオランダのスパルタ・ロッテルダムで、自らが生きる道を切り開いていく。

 三戸は自らの変化について、試合前にこう話していた。

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