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コラム 2週間前

「まだまだ甘さがある」佐野航大が考えるサッカー日本代表で生きる道「自分のポジションはやっぱり…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表は10日、FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)でインドネシア代表と対戦し、6-0で大勝した。代表デビューを果たした佐野航大は可能性を示したが、代表定着への道のりは険しい。多才な万能型MFはここから、どのように変貌していくのだろうか。(取材・文:元川悦子)

短い出場時間で爪痕を残した佐野航大


【写真:Getty Images】

 鎌田大地の2ゴールに加え、キャプテンマークを巻いた新10番・久保建英、久々の先発起用となった町野修斗、復帰組の森下龍矢、細谷真大が得点を挙げ、6-0で圧勝した6月10日のインドネシア代表戦。

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 サッカー日本代表はFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)ラストマッチを白星で締めくくったわけだが、この試合では4人のフレッシュな人材が初キャップを飾った。

 まずスタメンに名を連ねたのは、鎌田の先制弾をアシストした三戸舜介と攻撃の起点となるパス出しを再三見せた鈴木淳之介。そして後半から途中出場したのが、佐野航大と18歳の佐藤龍之介だ。いずれも好印象を残したのは間違いない。

 このうち、佐野航大は61分から三戸と代わって登場。最初は左シャドウに陣取り、左ウイングバック(WB)の中村敬斗とポジションを流動的に入れ替えながら左サイド攻略に尽力していた。

 その流れの中から66分、いきなりビッグチャンスが訪れる。右WBの森下が縦に抜け出し、折り返した瞬間、佐野航大はファーからゴール前に飛び出し、豪快なヘッドをお見舞いしたのだ。これは惜しくもGK正面。“初出場・初得点”をあと一歩というところで逃し、本人も悔しさひとしおだったに違いない。

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