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ブラック労働!? 給料が安すぎる欧州日本人(4)今季2桁得点の快挙! でも金額は控えめ?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 サッカー界には、巨額の給料を稼ぐビッグスターが存在する。一方で、確かな実力と実績を持ちながらも、活躍に見合うだけの給料を所属クラブで受け取っていない選手もいる。今回は、所属クラブで主力を担っているものの、給料が安い欧州日本人選手を5人ピックアップして紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。欧州5大リーグ所属選手が対象

MF:堂安律(どうあん・りつ)

堂安律
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年6月16日
所属クラブ:フライブルク(ドイツ)
推定年俸:84万ユーロ(約1億3440万円)
24/25リーグ戦成績:34試合10得点8アシスト

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 森保ジャパンで栄光の背番号「10」を背負う男は、フライブルクでも年々存在感を高めている。

 堂安律は、2024/25シーズンのブンデスリーガで自身のキャリアハイとなる10得点をマーク。クラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得こそ逃したものの、5位でシーズンを終えたチームを力強くけん引した。

 堂安の今季の最終成績はリーグ戦34試合出場10得点8アシスト。攻撃の選手としては十分高い評価を受けられる数字を叩き出した。だが、進撃のレフティーが手にしている推定年俸は84万ユーロ(約1億3440万円)と、それほど高額ではない。

 財務健全性の意識が強いブンデスリーガでは給料が高額になりにくい背景があるが、それにしても堂安の活躍ぶりと給与額の乖離は大き過ぎるように感じる。この現状が変わるとすれば、堂安がより財務力の強いクラブに移籍した時だろうか。

 現地時間5月18日、ドイツメディア『シュポルト1』のトーク番組に出演したボルシア・ドルトムントのセバスティアン・ケールSD(スポーツディレクター)は、「今季のドウアンはフライブルクにとって非常に重要なプレーヤーだった。来季も彼がそこでプレーするかどうかは分からないし、複数クラブが彼に興味を示していると聞いている」とコメントしている。

 その“興味を示しているクラブ”がドルトムントなのかどうかは定かでないが、ビッグクラブ加入の可能性はかつてないほどに高まっている。近い将来、堂安の市場価値と給料の不均衡に大幅な改善が見られることに期待しよう。

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【了】

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