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W杯行きもあるぞ! サッカー日本代表、アピール大成功の5人。6月シリーズで株を上げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表は、6月のFIFAワールドカップ26(W杯)アジア最終予選(3次予選)を1勝1敗という成績で終えた。今シリーズでは多くの“新戦力”も登場したが、その中で森保一監督にアピールできたのは誰なのか。今回は、印象的な活躍を見せた選手をピックアップして紹介する。

DF:鈴木淳之介(すずき・じゅんのすけ)

鈴木淳之介
【写真:Getty Images】

生年月日:2003年7月12日
所属クラブ:湘南ベルマーレ
オーストラリア代表戦:出場なし
インドネシア代表戦:フル出場

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 まず取り上げたいのは、6月10日に行われたFIFAワールドカップ(W杯)26アジア最終予選・第10節のインドネシア代表戦で自身の有用性を証明した鈴木淳之介だ。代表デビュー戦ながら、3バックシステムの左センターバック(CB)として充実したプレー内容を見せたことで、W杯メンバー入りの可能性も出てきた。

 ボランチを主戦場としてきた鈴木にとって、湘南ベルマーレの山口智監督は「日本代表への道筋を照らしてくれた恩人」と言えるだろう。

 2022シーズンに湘南へ加入した鈴木は、2年目まであまり出場機会が多くなかった。だが、3年目の2024シーズン途中から山口監督によってCBにコンバートされると、才能が一気に開花。中盤出身者らしい足元の技術の高さを武器に、3バックの一角でチームの重要な戦術的役割を担うようになる。

 森保ジャパンのボランチは、遠藤航や守田英正、田中碧といった実力者がひしめく“激戦区”だ。鈴木がボランチとしてキャリアを歩み続けていたとしたら、6月シリーズで声がかかることはなかったかもしれない。

 左CBを任されていた町田浩樹の負傷離脱もあり、インドネシア代表戦で出場機会が巡ってくると、鈴木は持ち味の配球力やボールの持ち出しでチームに貢献。先発フル出場を果たし、森保一監督の期待に応えてみせた。

 最終ラインでビルドアップの“出口”になれるのは、すでに湘南で証明済み。まだまだ経験値を積み上げていく必要があるのは間違いないが、W杯出場を狙っていけるだけのポテンシャルを秘めていることは、確認された。

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