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【写真：Getty Images】

サポーターに応援を求める

　サッカー韓国代表は10日、FIFAワールドカップ（W杯）26・アジア最終予選（3次予選）最終節でクウェート代表と対戦した。試合は、韓国が4-0で勝利している。韓国メディア『Four Four Two』は12日に、韓国代表FWイ・ガンインのサポーターに向けた言葉を伝えた。

　ホームにクウェートを迎えた韓国は、30分にチョン・ジンウの得点で先制する。51分にイ・ガンインが追加点を決めると、その後に2点を追加して4-0で勝利した。この結果、韓国はアジア最終予選を無敗で終えている。

　同メディアは、「『代表チームをサポートしてください』と、選手が訴える皮肉。結局、変わらなければいけないのは大韓サッカー協会（KFA）だ」と題して、韓国サッカー界の現状について次のように述べた。

「ホン・ミョンボ監督が率いるチームは、ソウルで行われたクウェート戦に勝利して無敗を維持した。しかし、お祝いの雰囲気は少しおかしかった。昨年から浮上していた（韓国代表監督選任過程における）『不公正問題』の余波だ。結果的に、サポーターは依然としてKFAに対して批判的な視線を向けている」

　昨年の7月に就任したホン・ミョンボ監督には、選任過程に問題があったとして韓国国内では批判の声があがっていた。

　試合後にイ・ガンインは、「こういう話をしてもいいかわからない。多くの方々が監督とKFAを批判している。私たち選手もKFAに所属しており、監督は私たちのボスだ。あまりにも批判が多いと、選手たちにも影響がある」と前置きし、「当然KFAももっとうまくやらなければいけない。選手たちもできるだけ話している。私たちは、代表チームとして国のために走った。多くの国民を幸せにしようと試みた。最高に良い姿を見せて、（サポーターが）幸せになれるように一生懸命やるつもりだ」と、言葉を続けた。

　そして、「少しでもポジティブでなければチームは良くならない。W杯でもうまくやれるという思いで戦ってきた。これから、もう少し選手たちの力になれるように助けてほしい。サポーターを攻撃しようと思って話したわけではない。できるだけサポートしてほしい」と、批判ではなく応援してほしいことを強調した。

　同メディアは、「サッカーファンの心を取り戻すには、結局大韓サッカー協会が変化しなければならない」と、問題を抱えているKFAに苦言を呈している。

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