エデン・アザール＆トルガン・アザール

【写真：Getty Images】

代表チーム：ベルギー
合計出場試合数：合計173試合

　ベルギー代表の黄金世代を牽引したのがエデンとトルガンの「アザール兄弟」である。さらに弟のキリアンと21歳のイーサンは代表経験がないが、長男と次男はともに代表チームで主力を担った。

　エデン・アザールは言わずもがな、2010年代を代表するフットボーラーだ。晩年のレアル・マドリードではインパクトを残せなかったが、チェルシーでの活躍は凄まじかった。彼の変幻自在なドリブルを前に多くのDFが苦戦し、リーグベストイレブンに4度も選出されている。

　トルガン・アザールは兄と同じタイミングの2012年夏にチェルシーと契約したが、トップチームでの出場は叶わず。それでもボルシア・メンヒェングラートバッハやドルトムントで着実に実力をつけてベルギー代表の常連に定着した。

　ただ、意外に思われるかもしれないが、2人が代表で共演したのはトルガンのデビューから3年以上の月日が経過した2016年11月。日本代表とも対戦した2018年のロシアワールドカップでは一度も同じピッチに立たなかったが、2022年のカタールワールドカップのモロッコ代表戦で初共演。左のシャドーと左ウイングバックと近い距離での出場だった。

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