三笘薫　最新ニュース

　欧州主要リーグはオフシーズンを迎え、各クラブの間で約2ヶ月後に開幕する来季の戦いに向けた「移籍」が徐々に盛り上がりをみせている。早くも大物選手の移籍が確定している中で注目を集めるのが日本人選手の去就だ。今回は、ブライトンに所属する三笘薫の移籍の可能性について考察する。（文：安洋一郎）※情報は6月19日時点

欧州の移籍市場が開幕

「移籍情報」は欧州サッカーのオフシーズンの醍醐味である。連日のように世界中のジャーナリストやメディアが選手の移籍にまつわるニュースを報じている。

　FIFAクラブワールドカップ（クラブW杯）に出場しているチームは、例年よりも早くマーケットで動きをみせており、トレント・アレクサンダー＝アーノルド（リバプール→レアル・マドリード）やタイアニ・ラインデルス（ACミラン→マンチェスター・シティ）、ヨナタン・ター（レバークーゼン→バイエルン・ミュンヘン）のような大物選手たちの移籍も決まった。

　日本人選手の去就も徐々に決まり始めており、5月20日にはブレンビーに所属していた鈴木唯人のフライブルク移籍が決定。板倉滉や堂安律のような代表の主軸を担う選手たちの移籍も確実視されている。

　一方で、日本代表の中でも特に注目を集める存在である三笘薫と久保建英の両名に関しては、毎度の移籍市場でステップアップの可能性を報じられているが、本稿執筆時点では具体的な移籍の噂はほとんどない。

　あらゆる方面の状況を考慮した上で、今回は三笘が今夏に移籍する可能性について考察する。