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コラム 6か月前

三笘薫はブライトンに残るべきか? 特に“失敗できない”今夏の移籍。最も現実的な選択肢とは【移籍考察コラム】

シリーズ:コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

三笘薫の去就で最も可能性が高いのは…

 選手本人が強く移籍を求めた場合は変わるかもしれないが、ブライトンが設定する移籍金を下回る額で売却する必要がない状況であると考えられる。彼らが今夏に主力を放出しなければいけない理由は、財政的な視点では一つも見当たらない。

 一方で選手を入れ替える新陳代謝の良さがブライトンの特徴でもあり、今夏も何人かの主力を売却する準備があるだろう。現時点でその可能性が高そうなのは三笘ではなく、ジョアン・ペドロとペルビス・エストゥピニャンの両選手だ。

 ドイツ『Sky Sports』がバイエルン・ミュンヘンへの移籍の可能性を報じていたが、優先順位としては1番手ではなく、あくまでも4、5人がいるリストの中の1人。移籍市場が本格的に開く7月1日より前であり、今後大きな動きがあるかもしれないが、現時点の状況を整理すると、「残留」が最も現実的な選択肢であると予想している。

 筆者の考えとしては、ブライトンに残ることは決してネガティブなものではない。むしろポジティブに捉えて良いと思う。

 その主な理由は3点である。

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