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森保さん頼みます! サッカー日本代表に推薦したい未招集のJリーガー5人。E-1で活躍を期待したい男たち

シリーズ:日本代表に推薦したいJリーガー text by 編集部 photo by Getty Images

DF:市原吏音(いちはら・りおん)

RB大宮アルディージャの市原吏音
【写真:Getty Images】

生年月日:2005年7月7日
所属クラブ:RB大宮アルディージャ
2025リーグ戦成績:16試合1ゴール1アシスト

 市原吏音は次世代日本代表の絶対的CBになれる資質を十分に有している。

 ジュニアの頃からRB大宮アルディージャの下部組織に所属していた市原は、U-18に所属していた2023年、天皇杯で2種登録選手としてトップチーム初出場。当時18歳5日での出場は、クラブ史上最年少記録である。

 同年のJ2では、第26節の栃木SC戦でJリーグ初出場も記録。市原はこの試合から最終節まで17試合連続フル出場を果たしている。彼の昇格後、チームの成績は明確に向上し、J3降格の憂き目にあった大宮の中でも、数少ない希望の星となった。この活躍が目に留まり、2024年1月に行われたAFCアジアカップ2024では、トレーニングパートナーの一員として、A代表に帯同している。

 J3で迎えた昨季、市原はチーム副キャプテンに任命され、より重要度が増すことに。このシーズンはリーグ戦31試合に出場し、大宮のJ2昇格に大いに貢献している。ある試合ではキャプテンマークを腕に巻き、まだ10代ながら年上の選手たちも牽引している。

 市原の魅力はなんといっても守備対応にある。特に読みの部分が素晴らしく、前に出るかどうかの判断を間違えることなく、ピンチの芽を摘み取っていく。187cmと体格面も十分で、守備時に後手に回ることが少ない印象だ。攻撃時も、ボールを前進させ、チャンスを演出できる。冨安健洋のように、世界で活躍できるDFへと成長できる逸材だ。

 市原は現在、U-20日本代表の主将を務めており、2028年に行われるロサンゼルス五輪(オリンピック)のCB一番手として期待されている。そんな同選手は、東アジアE-1サッカー選手権2025の招集メンバー候補にももちろん入ってくるだろう。

 この大会に招集され、活躍することが出来れば、海外の舞台はすぐそこまで近づくはずだ。

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