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「今だからこそ伝えられることがある」三笘薫が生まれ故郷で子どもたちの夢のスタートを後押し「きっかけになれば」

text by 編集部 photo by Getty Images

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日本代表 三苫薫

【写真:Getty Images】

生まれ故郷でサッカー教室を開催した三笘薫

 6月29日、三笘薫が、自身の生まれ故郷である大分県でサッカー教室を開催。参加した子どもたちは、サッカーの技術を学びながら交流を楽しんだ。今回はAIを駆使してトレーニングメニューを構築し、子どもたちに新たな形のサッカー体験を提供。三笘との交流を通して、技術の習得だけでなく、夢や努力の尊さを学ぶ機会となった。

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 今回のサッカー教室は、事前の打ち合わせからAIとアイデアを出し合う形で進められた。

 三苫薫は「1人ではアイデアの限界がある中で、(AIが提案してくれた)メニューが豊富だった」と振り返る。中でも、ドリブル鬼ごっこはAIの提案から生まれたトレーニングで、子どもたちは最初こそ緊張していたものの、徐々にのびのびとプレー。最後には三笘自身が鬼役として加わり、歓声が上がった。

 質問タイムでは「小4の時の自分にどんな声をかけるか」という問いに対し、三笘はこう答えた。

「なんで自分はサッカーを始めたのかを常に意識して、サッカーを楽しむという気持ちを忘れないでと伝えたい。プロサッカー選手になるためには今からもう始まっているということを理解すること。夢や目標を常に意識することが重要だと思います」

 さらに「苦手なプレーは?」という質問が飛ぶと「左足のクロスやシュート、フィジカルなどいろんな課題があると思っています。ただ、そんな課題があるのは普通。苦手があるのは悪くないし、伸びる余地があると考えてトレーニングに励んでもらいたいです」と正直に語った。

 三笘は今回の教室について「今だからこそ伝えられることがあると思った。サッカーやスポーツの楽しさが伝わって、サッカー選手になろうと思っている子はより思いが強くなったり、今のうちから上を目指すきっかけになれば」と話した。

 スポーツ界でのAI活用の広がりにも触れ、「情報やデータで分析ができるようになってきたと思う。人の感覚やピッチでの感情もあるので、そういった感性もうまく取り入れながら、使えるところは使っていければいいのかなと思います」と冷静な見解を示した。

「身近にサッカー選手がいるとよりなってやろうという気持ちにもなる。日本のサッカーも強くなっている中で、子どもたちや育成世代の力が今の日本に必要なので、1日1日を大切に過ごしていってほしい」と力強くメッセージを送った。

 三笘の教えと最新技術が融合した新しい形のサッカー教室は、参加した子どもたちにとって忘れられない経験となった。

(文:編集部)

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【了】

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