今大会のサッカー日本代表は2つのグループで構成されている
森保監督が選んだこの代表チームは、本質的に「経験豊富なベテラン」と「注目すべき新鋭」の2つのグループで構成されている。
つまり、森保監督は今回、ある種の「バディシステム(指導役・学習役のペア制度)」を導入していると見ることができ、経験の浅い選手には、10日間の合宿を通じて学ぶべき存在がチーム内に配置されている。
大迫敬介、長友佑都、植田直通、相馬勇紀といった面々は、長年にわたってフル代表での活動を経験しており、その環境に動じることはない。また、早川友基、荒木隼人、古賀太陽、稲垣祥、川辺駿、西村拓真、ジャーメイン良、細谷真大、垣田裕暉といった選手たちは、Jリーグで数年間レギュラーとして活躍してきた実績がある。
もう一方のグループには、若手または今季クラブで好パフォーマンスを見せている選手たちがいる。
ピサノ・アレックス幸冬堀尾、望月ヘンリー海輝、川崎颯太(辞退)、宇野禅斗、中村草大、大関友翔、佐藤龍之介、俵積田晃太といった選手は、将来的に代表入りも十分考えられる若さとポテンシャルを兼ね備えており、安藤智哉、綱島悠人、久保藤次郎、山田新、宮代大聖は、2025年のJ1でのパフォーマンスによりそのチャンスを得たと言える。
森保監督にとっての第一の目標は、もちろん2022年の自国開催時に優勝したタイトルの防衛に向けて、このスカッド内で最適なバランスを見つけ出すことである。しかし、トレーニングでの取り組み方や、ナショナルチームの一員としての態度・振る舞いを観察することも、監督やスタッフにとって大きな収穫となる。