彼の更迭を早める一因となった。そのため森保一監督も…
これまであまり称賛されることはなかったかもしれないが、森保監督は自身の任期中、代表チームの着実な進化を見事に実現してきた。ゆえに、今回チャンスを与えられた選手たちは、それを決して軽く捉えるべきではない。この大会でピッチ内外の両方で良い印象を残せば、将来的にさらなるチャンスが与えられる可能性が十分にある。
同時に、森保監督は「進化の過程で結果を落とさない」ことも実現してきた。そして、たとえ一見すると重要でない大会であっても、成績が悪ければ来年のFIFAワールドカップ26に向けた準備にもマイナスの影響を与える可能性があると十分に認識している。
例えば、ヴァイッド・ハリルホジッチが2017年大会の最終戦で韓国に1-4で敗れたことは、FIFAワールドカップロシア大会を前に彼の更迭を早める一因となった。そのため、森保監督も同様の手痛い結果は避けたいと強く思っているだろう。
もっとも、今回選ばれたメンバーを見る限り、このチームが好パフォーマンスを披露する可能性は十分にあり、今後数日の戦いは森保監督にとって多くの示唆を与えるものとなるはずだ。
(文:ショーン・キャロル)
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